【4月27日 AFP】チリ南部のカルブコ(Calbuco)火山の約50年ぶりの噴火により、自宅などが異臭を伴う火山灰に埋もれた地元の住民らは26日、いまだに新たな噴火の可能性がある中、清掃を始めた。

 カルブコ火山では22日以降、大規模な噴火が2度発生。火山灰と溶岩の巨大な柱が噴出し、母なる自然の恐るべき力を見せた。噴火により周辺地域から約6500人が避難した。

 避難地域の住民らは現在も新たな噴火の脅威にさらされている他、今後数日以内に降水の可能性があるため、灰で覆われた通りなどが危険な泥の川と化す可能性も懸念されている。(c)AFP/Miguel SANCHEZ