【4月27日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2015)第4戦、ラリー・アルゼンチン(Rally Argentina 2015)は26日、最終日が行われ、シトロエン(Citroen)のクリス・ミーク(Kris Meeke、英国)が、フォルクスワーゲン(Volkswagen)の席巻を阻止した。

 35歳のミークが、コ・ドライバーのポール・ネーグル(Paul Nagle)と共に表彰台の頂点に立つと、2位にはチームメートのマッズ・オストベルグ(Mads Ostberg、ノルウェー)が入り、シトロエンがワンツーフィニッシュを飾った。シトロエンのドライバーが優勝するのは、2年前にアルゼンチンで戴冠を果たしたセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)以来となる。

 多くのドライバーが引退を考え始める年齢で初優勝を飾ったミークは、「年齢は、自分の考え方次第。僕は21歳のような感覚さ」とコメントした。

 シトロエンのマレク・ナワレキ(Marek Nawarecki)代表は、技術畑出身で、チームの技術者との会話をこよなく愛すミークについて、「彼はオールラウンダーで、成熟したドライバーだ。WRCでの経験不足を、ペースで補っている。常に信頼性を高めようと努力している」と語った。

 この結果、セバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)の5連勝と、フォルクスワーゲンの7連勝が止まった。

 開幕3連勝を飾っていたオジェは、24日にマシンが故障し、35分のペナルティータイムが加算されていた。

 3位には、フォード(Ford)のエルフィン・エバンス(Elfyn Evans、英国)が入っている。(c)AFP