【4月27日 AFP】14-15イタリア・セリエAは26日、第32節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は1-2でトリノ(Torino FC)とのダービーに敗れ、リーグ4連覇を祝うのは、少なくともあと数日はお預けとなった。

 ASモナコ(AS Monaco)を退けて、12年ぶりとなる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)4強入りを果たしたばかりのユベントスは、国内での戦いに気持ちを切り替えることができなかったのか、リーグ戦最近3試合で2敗目を喫した。

 ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、20年ぶりのトリノダービー敗戦について、「とにかくがまんが足りなかった」とコメントしている。

「先制したのに、なぜあんなに追加点を急ぐ必要があったのか?前がかりになって、点を取りに行かなければならなかったのは相手の方だ」

「われわれは不必要なところで強引に仕掛けてしまった。守備のミスではなく、試合運びのミスによる敗戦だ」

 ユベントスは前半終了10分前、アンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)が得意とする直接FKがバーに当たってゴールに入り、敵地スタディオ・オリンピコ・ディ・トリノ(Stadio Olimpico di Torino)で先制した。

 しかし、トリノも1995年以来となるダービーの勝利を目指して猛反撃に出ると、ユベントスから今季加入したファビオ・クアリアレッラ(Fabio Quagliarella)が逆転勝利の立役者となった。

 まずは前半終了間際、クアリアレッラのパスからマッテオ・ダルミアン(Matteo Darmian)が同点ゴールを決めると、後半12分にはクアリアレッラ自身が至近距離からネットを揺らし、これが決勝点となった。

 結果的には、2位のラツィオ(SS Lazio)がキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)と1-1で引き分けたため、勝利していたとしても、今節の段階でユベントスのリーグ優勝が決まることはなかった。

 それでも次節、ラツィオが引き分け以下で、ユベントスがホームのフィオレンティーナ(Fiorentina)戦に勝利すれば、リーグ優勝が確定する。(c)AFP