■「喜びも2倍」

 第1セットは接戦で、フォニーニは第10ゲームまでナダルのサービスゲームをブレークすることができなかった。

 ナダルは、第2セットに2度のブレークで5-4とリード。フォニーニの転倒などもあり、このセットを手にするかに見えたが、四大大会(グランドスラム)通算14勝の王者はここで試合を決めることができず、試合はタイブレークに。

 3-6の状況からマッチポイントを3度しのいだナダルだが、最後はフォニーニの力強いサーブに屈した。

 恋人で女子テニス選手のフラビア・ペネッタ(Flavia Pennetta、イタリア)の声援を受け、金星を挙げたフォニーニは、「このサーフェスで最高の選手に勝てて、喜びも2倍だよ」とコメントした。

「リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)では、お互い倒れるまで戦い、35度という高温の中でタフな試合を制した」

「今日はチャンスがあると思っていた。自分の戦術に従って、ベストを尽くした。最後はそれが達成できたよ」

(c)AFP