■ラームら復帰も故障者多数

 体調不良を訴え1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)戦を欠場していた主将フィリップ・ラーム(Philipp Lahm)も、ポルトとの第2戦ではプレーすることが見込まれ、故障とインフルエンザに苦しめられたバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)も、練習に復帰している。

 しかし、アリエン・ロッベン(Arjen Robben)など故障を抱える8選手と、フランク・リベリ(Franck Ribery)については、状況が思わしくない。

 ラームは、「もう大丈夫だし、明日はプレーするつもりだ」とし、「ファンがついているから、最後まで戦う。簡単ではないだろうけど、それを楽しんで、できることをすべて出し切るつもりだ。先制できれば最高だね」とコメントした。

 ポルトは、第1戦の開始10分でリカルド・クアレズマ(Ricardo Quaresma)が2得点を決め、バイエルンを2-0と突き放したが、この試合での全3得点は、シャビ・アロンソ(Xabi Alonso)、ボンフィム・ダンテ(Dante Bonfim Costa Santos)、ジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)のミスが発端となったものだった。

 しかしラームは、バイエルンがポルトを見くびっていたわけではないと主張している。

「ポルトを過小評価していた者は、一人としていなかった。僕らは単純に多くのミスを犯し、その罰を受けた」

「ものすごい打撃だったし、1-3という敗戦は苦い経験になった。でも、それがサッカーだ」

「僕らはプロだし、自分たちに厳しい目を持っている」

(c)AFP