【4月20日 AFP】米オハイオ(Ohio)州クリーブランド(Cleveland)で18日、ロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)入りの式典が開催された。同日の式典では、殿堂入りを果たしたルー・リード(Lou Reed)さんの功績を多くのミュージシャンらが称えた。リードさんは、「ベルベット・アンダーグラウンド(Velvet Underground)」の元リーダー。

 リードさんのプレゼンターを務めたパンクの女王パティ・スミス(Patti Smith)さんは、時折感極まりながら、自身の姿を虐げられた人々に重ねることのできる「ヒューマニスト」だったとリードさんについて語った。

 式典ではまた、ビートルズ(The Beatles)の元メンバーで、最後の殿堂入りを果たしたリンゴ・スター(Ringo Starr)さんとそのプレゼンター役を務めたポール・マッカートニー(Paul McCartney)さんのステージ上での再会についても注目が集まった。米歌手スティービー・ワンダー(Stevie Wonder)さんは、1972年のヒット曲「リーン・オン・ミー(Lean on Me)」で知られる歌手のビル・ウィザース(Bill Withers)さんのプレゼンターを務めた。

 同式典では、女性ハードロック歌手の草分けであるジョーン・ジェット(Joan Jett)さん率いるバンド「ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ(Joan Jett & the Blackhearts)」、今年初めて候補者資格を得ると同時に選出されたパンクロックバンド「グリーン・デイ(Green Day)」、米ブルース・ギタリストのスティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan)さん、ブルース歌手のポール・バターフィールド(Paul Butterfield)さんなども殿堂入りを果たしている。(c)AFP