【4月19日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2015)は18日、シングルス準決勝が行われ、大会第6シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)は6-1、6-4で第14シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)を下し、決勝に進出した。

 ベルディハは、思い通りの展開で第1セットを奪取すると、ブレーク合戦となった第2セットで2-1のリードを奪い、わずか1時間8分で試合を制した。

 第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、第9シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を破る快進撃を見せていたモンフィスだが、この日は23個のアンフォーストエラーを犯し、ベルディハに4回のブレークを許した。

 ベルディハは、ABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2015)とカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2015)に続く、今季3度目の決勝進出を果たした。決勝の相手は、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)となっている。

 ATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)で4度目のファイナリストになったベルディハは、「決勝に進めて本当にうれしい」と喜びを語ると、「サーブがうまくいったのがカギだった。勝てて本当にハッピーだ。この大会で目指していたことができた」とコメントした。

 モンフィスとの対戦成績を6勝1敗に伸ばしたベルディハは、11度目の参戦となる今大会で、まだ1セットも落としていない。(c)AFP