【4月17日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は16日、来季から選手に対して血液検査を実地し、ヒト成長ホルモン(HGH)の摘発を強化すると発表した。

 リーグは選手会が抜き打ちによる薬物検査の導入に合意したことを明らかにし、全選手は年3回(シーズン中に2回、オフシーズンに1回)の抜き打ち検査が義務付けられることになった。

 この検査で、HGHの陽性反応を示した選手については、1回目は20試合、2回目は45試合の出場停止処分となる。さらに3回目も陽性反応を示した選手は、リーグを追放され、出場資格も剥奪されることになる。

 オーナー側と選手会側は、2011年に労使協定の交渉を進めていた際、HGH検査を実地するプロセスを決めることで合意しており、リーグが血液検査の実地に踏み切るのは今回が初めてとなる。(c)AFP