【4月16日 AFP】14-15NBAは15日、各地で試合が行われ、ニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)は108-103でサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)に勝利し、2010-11シーズン以来となるプレーオフ進出を決めた。

 11連勝で一気にプレーオフ進出を決めたスパーズと対戦したペリカンズは、アンソニー・デイビス(Anthony Davis)が31得点13リバウンド、3ブロックの活躍をみせて前年ファイナル王者に勝利し、レギュラーシーズン最終日にプレーオフ行きのチケットを手に入れた。

 この勝利でペリカンズは、プレーオフ最後の椅子であるウエスタンカンファレンス8位の座に滑り込んだ。プレーオフ1回戦では、今季最高勝率を記録したゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)と対戦する。

 一方、ペリカンズとウエスト8位の座を争っていたオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)は、ミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)に138-113で勝利したものの、ペリカンズが勝利したため、プレーオフ進出を逃した。

 ラッセル・ウエストブルック(Russell Westbrook)がこの試合で挙げた全37得点中34得点を前半だけで稼いだサンダーは、今季最多の138得点を記録したが、ペリカンズがスパーズに3月24日以来となる黒星をつけたため、努力は報われなかった。

 自身初のレギュラーシーズン得点王に輝いたウエストブルックだが、祝福ムードには程遠く、「どうでもいい。やったね。万歳だ。あとは自宅待機。ほかのチームの試合でも見てるよ」とコメントした。

 また、スパーズとヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)が争っていたウエスト2位の座は、ユタ・ジャズ(Utah Jazz)を117-91で下したロケッツのものになった。

 ロケッツはジェームス・ハーデン(James Harden)が第3クオーター終了までにトリプルダブルを達成し、最終的には16得点11リバウンド10アシストを記録した。またロケッツはこの勝利で、サウスウエストディビジョン優勝を決めている。

 サウスウエストディビジョンでは、すべてのチームがプレーオフ進出を決めている。これはデトロイト・ピストンズ(Detroit Pistons)、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)、インディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)、ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)がプレーオフに進出した2005-06シーズンのセントラルディビジョン以来となる。

 また、サウスウエストディビジョン2位のメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)は95-83でペイサーズに勝利し、プレーオフ1回戦のホームコートアドバンテージを手にした。

 ペイサーズはグリズリーズに勝利するか、ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)がオーランド・マジック(Orlando Magic)に敗れれば、イースタンカンファレンス8位でプレーオフに進出できる最後の椅子をつかめる状況だった。

 しかしチームは敗れ、ネッツも自身最多の28得点を決めたボヤン・ボグダノビッチ(Bojan Bogdanovic)の活躍などで101-88と勝利したため、プレーオフ進出の夢は断たれた。(c)AFP