【4月12日 AFP】男子テニスのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が11日、長年交際していたキム・シアーズ(Kim Sears)さんと、地元ダンブレーン(Dunblane)の大聖堂で挙式した。

 大量の紙吹雪で迎えられたマレーとシアーズさんは、現地時間午後5時40分に約1時間の式を終えると、リボンで飾られた車に乗り込み、大歓声の中で会場を後にした。

 シアーズさんは、胸元の大きく開いた純白のドレスに身を包み、付き添いの女性4人が長いベールを持って登場した。一方のマレーは、青と緑のタータンチェックのキルトを着用した。

 2013年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)覇者が、バグパイプの音に迎えられて大聖堂に入ると、シアーズさんはその数分後に到着し、カップルの姿を一目見ようと訪れた人々の歓声を受けながら入場した。

 挙式の前、マレーは300万人近くのフォロワーに対し、ツイッター(Twitter)上で大量の絵文字を使ったメーセージを投稿し、一風変わった形で記念すべき一日の予定を明かした。絵文字の最後は、カクテル、キス、そして「Zzz」で締めくくられている。

 朝方にはひょうが降ったダンブレーンだが、ダンブレーン大聖堂(Dunblane Cathedral)に親族や友人が集まるころには日が差し込み、アジサイの大きなブーケと木々を彩った。

 ロイヤルウエディングを思わせるような装飾が施された道路では、マレーとシアーズさんの姿を見るため、前夜から待機していたファンもいたほどだった。

 シアーズさんはマレーの試合を見るため、さまざまな会場に姿を現すことも多く、父親のナイジェル(Nigel Sears)さんは、英国庭球協会(Lawn Tennis Association)の女子テニスの幹部を務めていた。(c)AFP/Kilian Fichou