伊ミラノの裁判所で発砲、2人死亡
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【4月9日 AFP】(一部更新)イタリア・ミラノ(Milan)の裁判所で9日、破産をめぐる訴訟の被告とみられる男が発砲し、判事と弁護士の2人が死亡した。容疑者は逮捕された。同国のアンジェリーノ・アルファーノ(Angelino Alfano)内相が述べた。
アルファーノ内相がツイッター(Twitter)上で述べたところによると、容疑者の男は現場からスクーターで逃走したが、ミラノから約25キロのビメルカーテ(Vimercate)で、警察に逮捕された。
ジョバンニ・カンツィオ(Giovanni Canzio)検察官によると、銃声が響いた裁判所はパニックとなり、弁護士らが現場から逃げる中、警察官は建物に潜伏しているとみられる容疑者を捜索した。
報道によると、男はクラウディオ・ジャルディエロ(Claudio Giardiello)容疑者で、建物の3階で発砲したという。
弁護士のマルチェロ・イリア(Marcello Ilia)氏は裁判所の外でAFPの取材に「突然、少なくとも3回か4回の銃声が響いた」、「何が起きているのか知ろうとした。でも急に大勢の警察官が現れて、退室してはならないと言われ、室内に閉じ込められた」と語った。
さらに「われわれはそれから数分後に外に出てきた。彼ら(警察官ら)の話だと、スーツとネクタイ姿の武装した何者かが裁判所内に潜伏しているとのことだった」と話した。
事件のあった裁判所はミラノの歴史地区にあり、大聖堂やショッピング街からわずか数本の通りしか離れていない。(c)AFP