【4月8日 AFP】(一部更新)インド北部ラクノー(Lucknow)の警察当局は7日、野放図に抗議活動を繰り広げる群衆を統制するための新兵器として、唐辛子を噴射する無人機を導入すると発表した。

 ラクノー警察のヤシャスビ・ヤダブ(Yashasvi Yadav)署長は、部下の警察官たちが既に、新しく購入した無人機の試験飛行に成功したと明かした。

 AFPの取材に対しヤダブ署長は、「試験飛行の結果は素晴らしいものとなった。風が吹く中で群衆や過密地域を正確に狙う方法を何とか習得することができた」と語った。

 唐辛子は非致命的で、群衆を統制するには非常に効果的だ。最大限に威力を発揮するため、さまざまな高度から唐辛子を噴射することが可能だ」と述べた。

 ラクノー警察は1台当たり60万ルピー(約115万円)の無人機を5機購入。それぞれ高解像度カメラを備え、唐辛子2キロを積載できる。また操縦者から半径1キロの範囲まで飛行可能だという。無人機は今月後半に導入が予定されている。(c)AFP