【4月7日 AFP】中国・山東(Shandong)省煙台(Yantai)市の中級人民法院(地裁)は7日、江蘇(Jiangsu)省南京(Nanjing )市の季建業(Ji Jianye)前市長に収賄罪で懲役15年の実刑判決を言い渡した。

 裁判所がマイクロブログの新浪微博(Sina Weibo)への投稿で明らかにしたところによると、季被告は1999~2012年に総額1130万元(約2億1800万円)相当の賄賂を受け取っていたとして有罪となった。 当局は季被告から200万元(約3900万円相当)の資産も押収した。

 季被告は市長在任中に南京市の開発建設計画を推し進め、「ブルドーザー市長」の異名で知られていた。裁判が行われた山東省は、南京を省都とする江蘇省の隣の省。中国の汚職事件の裁判は、被告を地元の権力から遠ざけて審理するため、事件が起きたのとは別の場所で行われるのが一般的。

 中国では最近、習近平(Xi Jinping)国家主席が主導する汚職撲滅政策の下で多くの高官が訴追されている。(c)AFP