【4月5日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2015)は4日、女子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-2、6-0で第12シードのカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)に快勝し、通算8度目の優勝を飾った。

 33歳のスーパースターは、今季の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)で四大大会(グランドスラム)通算19勝目を挙げている。セレーナは、グランドスラムに次ぐ「プレミア・マンダトリー」の大会でも3年連続のタイトルを獲得しており、ツアー通算66個目のトロフィーを掲げた。

 セレーナは、シュティフィ・グラフ(Steffi Graf)氏を抜き、すでにマイアミ(Miami)での最多優勝記録を樹立している。

 この優勝の結果、セレーナはオープン化以降、同一大会で8回以上優勝した女子選手として、グラフ氏、クリス・エバート(Chris Evert)氏、マルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏に肩を並べた。

 第3シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)に勝利し、準決勝を突破したセレーナは、過去4戦をすべてストレートで制しているスアレス・ナバロとの決勝を迎えた。

 キャリア最大の試合への切符を手にしたスアレス・ナバロは、セレーナの前で緊張を隠しきれず、ここまでの快進撃もうそのように、一方的な試合を許してしまった。

 今大会でサーブに苦しんでいたセレーナだが、この試合では7本のサービスエースを奪うと、ファーストサーブが入ったとき、95パーセントの確率でポイントを獲得した。

 BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2015)で、膝の問題により準決勝を棄権していたセレーナにとって、このタイトルはより一層大きな意味を持つものになったことだろう。

 一方のスアレス・ナバロは、ツアー通算8度目の決勝進出で7度目の黒星を喫した。それでも、ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)を破るなど、今大会で好成績を残したスアレス・ナバロは、世界ランクトップ10入りを果たすことが予想される。(c)AFP