競泳・長距離界の元王者ハケット、豪選手権で現役復帰へ
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【3月31日 AFP】競泳の五輪金メダリストであるグラント・ハケット(Grant Hackett、オーストラリア)は、4月3日に開幕するオーストラリア水泳選手権(Australian Swimming Championships)で現役復帰を果たし、リラックスした気持ちで競技に挑む。
2008年に現役を引退した34歳のハケットは、男子1500メートル自由形で2000年のシドニー五輪と2004年のアテネ五輪を制しているほか、世界選手権のタイトルを4度獲得。さらに、2008年北京五輪でも銀メダルを獲得している。
しかしその後、豪シンガー・ソングライターのキャンディス・アリー(Candice Alley)との離婚や、メルボルン(Melbourne)の自宅破壊騒動など、数々の問題を抱えていた。
1500メートル自由形の元世界記録保持者であるハケットは昨年、米国で睡眠薬依存症の治療を行っていた。
そして現在ハケットは、かつてのコーチであるデニス・コッテレル(Denis Cotterell)氏の下へ戻り、シドニー(Sydney)で行われる国内選手権のメンバーに名を連ねる。
ハケットは、豪公共放送ABCに対し、私生活での激動が競技復帰に導いたと明かしたが、復帰に際して以前とは違う水泳選手として大会に臨むことになる。
ハケットは、「前のように期待されることはないし、いつでも競技から退くことができる」と語り、今回の選手権は優秀な国内選手の中で自分の位置を測るものになるとつけ加えた。
「楽しんでいられる間は競技を続けるつもりだが、そうでなければ、いつでも身を引けるよ。今回の復帰では、特に大きな目標を掲げているわけじゃないからね」
「ただ水泳を楽しみたいんだ。速く泳げるといいけどね」
ハケットは1500メートルで大成功を収めてきたものの、復帰戦では200メートルと400メートルの自由形に照準を定めるとしている。
再び1500メートルで競技に挑戦することについて、ハケットは現時点では力が及ばないと述べている。
「もし本当に競技を続けて、来年の五輪を見据えていくつもりなら、時間的には短すぎる」
「水泳から離れていたこれまでの時間や、競技に必要な体力や練習を考えると、とにかく難しすぎる」
(c)AFP