筋骨隆々の元独代表GK、プロレスデビューへアピール
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【3月27日 AFP】サッカー元ドイツ代表のGKで、プロレスラーへの転向を表明していたティム・ヴィーゼ(Tim Wiese)が、トレーニングを経て40キロの増量に成功し、リングデビューに向けて準備が整ったことをアピールした。
2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)でドイツ代表に選出されたヴィーゼは、2014年9月をもって269試合を戦ったブンデスリーガに別れを告げ、それから毎日、ジムで筋肉の増量に努めてきた。
ヴィーゼは米プロレスリング団体WWEとの契約オファーがあると語っており、昨年フランクフルト(Frankfurt)で行われた興行では、ゲストとしてリングサイドに姿を見せている。
ベルリン(Berlin)のスポーツクラブで、独スポーツ通信社SIDのインタビューに応じたヴィーゼは、「本当にワクワクしてるんだ。子どものころからプロレスを追いかけてたからね」と話した。
「2クールの練習を終えたが、信じられないほどきつかった。あそこまでとは思ってなかったよ。今の状況がどうなってるにせよ、上の連中が決めることだ。俺はトレーニングを続けるだけだし、それが何につながるかは神のみぞ知るだ」
ヴィーゼは、発達した上腕二頭筋をこの上なくうれしそうにカメラマンへひけらかし、毎日1キロの肉を食べていると明かした。ヴィーゼは1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)を解雇されたときから、1年以上にわたって、趣味でボディービルディングを続けていたという。
ヴィーゼはいやに誇らしげに、「俺が90キロだったときのことを、みんな覚えてるはずだ。そこから2年で40キロ増やすなんて、なかなかある話じゃないし、もちろん、驚きだろう」と語った。
本人によれば、毎日のジム通いはヴィーゼにとって「中毒のようなもの」で、「ジムに行かないと、なんとなく落ち着かない気持ちになる」のだと言う。
ヴィーゼの現在の体重は129キロ。しかし目標は140キロだとのことで、本人は、「食って食って食いまくったら、いつかはたどり着けるはずさ」と話している。
ヴィーゼの劇的な変身は、元ブンデスリーガ選手のアンスガー・ブリンクマン(Ansgar Brinkmann)氏が「マシュマロ」のような見た目と評したこともあって、現在ドイツで話題を呼んでいる。(c)AFP