■ロイヤル・エア・モロッコ(Royal Air Maroc

 1994年8月21日、モロッコ南部アガディール(Agadir)発カサブランカ(Casablanca)行きのロイヤル・エア・モロッコ機が離陸直後、同国内のアトラス(Atlas)山脈に墜落。乗っていた44人全員が死亡した。調査開始から間もなく、副操縦士の最期の言葉に基づき、機長の自殺だったと断定された。

■日本航空(Japan AirlinesJAL

 1982年2月9日、日本航空のDC8型機が羽田空港(Haneda Airport)への着陸直前に東京湾に墜落。乗客乗員のうち24人が死亡した。捜査から、墜落を生き延びた機長が不安定な精神状態にあったことが明らかになった。

 このほか、昨年に乗客乗員239人を乗せて消息を絶ったマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便について飛び交う仮説にも操縦士の自殺とするものがある。同機は通信システムが意図的に断たれ、予定の針路を外れていた。(c)AFP