【3月26日 AFP】(一部更新)南米チリ北部のアタカマ(Atacama)州で、豪雨による洪水が発生し、チリ政府は25日、非常事態を宣言するとともに軍に出動を命じた。内務省の発表によれば少なくとも2人が死亡、24人が行方不明となっている。

 アタカマ州は、世界一乾燥した地とされるアタカマ砂漠(Atacama Desert)があることで知られ、豪雨に見舞われることはまれ。当局によると、24日夕方から降り出した雨のため600人が避難しているほか、停電で3万8500人に、また断水で4万8500人に影響が出ているという。

 州都コピアポ(Copiapo)でも主要道路が冠水。当局はコピアポ、アントファガスタ(Antofagasta)、コキンボ(Coquimbo)に衛生状態に注意するよう呼び掛けている。(c)AFP