【3月26日 AFP】米フロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)からカタール・ドーハ(Doha)に向かっていたカタール航空(Qatar Airways)機が、機内で乗客の1人が出産したためカナダ東部に緊急着陸していたことが25日、明らかになった。

 カナダ東部ニューファンドランド (Newfoundland)にあるガンダー国際空港(Gander International Airport)の当局者によると、問題のカタール航空機は22日朝にマイアミを出発したが、離陸から数時間後に乗客の女性が産気づいたという。

 AFPの取材に応じたガンダー国際空港のブライアン・ヒックス(Brian Hicks)氏によれば、乗り合わせた医師2人が女性客を介助。機体が同空港への緊急着陸に向けた準備を始める30分ほど前に、女性客は上空で元気な男児を無事出産したという。「ガンダー空港が迎えた最年少の旅客だ」と、ヒックス氏は述べている。

 同機は女性と赤ちゃんが病院に搬送されるのを待って、2時間後にドーハに向けて再離陸した。(c)AFP