人種差別のチェルシーサポーターが出廷、観戦禁止は最長5年か
このニュースをシェア
【3月26日 AFP】先月、サッカー欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)の試合開始を前に、フランス・パリ(Paris)の地下鉄で黒人男性に人種差別をはたらいたとされる男5人が25日、英ロンドン(London)の裁判所に出廷した。
元警察官を含む20歳から50歳の5人に対する申し立てが認められれば、3年から5年サッカースタジアムでの観戦を禁止されることになる。民事訴訟の審問が行われたウォルサム・フォレスト治安判事裁判所(Waltham Forest Magistrates' Court)小法廷は、メディア関係者で埋め尽くされた。審問は7月まで休廷となっている。
すでにチェルシー側から本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)での観戦を一時的に禁止されている男5人の弁護士らは、ロンドン警視庁(Metropolitan Police Service、Scotland Yard)が要求するさらなる観戦禁止に対して異議を唱えている。
チェルシーサポーターの男らは、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)との一戦を前に、スレイマン・S(Souleymane S)さんとされる男性の地下鉄乗車を拒否し、人種差別的な歌を歌っている姿を撮影されていた。
捜査は仏国内でも行われている。
5人の男のうちの一人で、北アイルランドで警官を務めていたリチャード・バークリー(Richard Barklie)(50)は、引き起こされた「トラウマとストレス」については気の毒に思うが、人種差別的な歌に参加はしていないと主張している。(c)AFP