絶好調のジョコビッチ、2年連続の2冠なるか マイアミ・オープン
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【3月25日 AFP】男子テニス世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、マイアミ・オープン(Miami Open 2015)で連覇を果たし、後続と一気に差をつけたいと考えている。
ジョコビッチは先日、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破ってBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2015)連覇を果たした。この結果、ジョコビッチは昨年に続き、3月のATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)で2冠を達成する可能性が出てきたのだ。
フェデラーが今大会を欠場し、家族とスキー旅行に出かけた後、母国スイスで2週間の練習を行うと表明したことから、ジョコビッチは優位な状況にある。一方で、第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と第3シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、ここでポイントを稼いでおきたいところだ。
ここ数年、男子テニス界では「ビッグ4」による席巻が続いているが、ジョコビッチはさらなる戦いを心待ちにしているという。
「僕らは今もしのぎを削り、境界線を動かし続けている」というジョコビッチは、四大大会(グランドスラム)で8度の優勝を経験している。ビッグ4では、フェデラーが最多の17回、ナダルが14回、そしてマレーが2回のグランドスラム制覇となっている。
「僕らは進歩を続けている。全員がね」
「僕らのレベルは数年前より格段に上がっているし、それはライバルのおかげだ。これは僕らのスポーツで重要な点だね」
また、ボリス・ベッカー(Boris Becker)コーチの獲得タイトル数を1つ上回る、ツアー通算50勝を挙げたことに満足しているようだ。
「マイアミ(Miami)でボリスとディナーに行くことを楽しみにしていた。今回は彼のおごりだね。彼の49回というタイトル数を抜いたことで、この優勝には少し思い入れがあるんだ」