■国連は6項目の提案を提示

 一方、国連はこの日、対立する2つの議会が置かれているトリポリと東部トブルク(Tobruk)での会議で、流血の事態の終結を目指す6項目の提案を行った。

 国連リビア支援団(United Nations Support Mission in LibyaUNSMIL)は、合意を目指して両議会の代表者と今月モロッコで協議してきたベルナルディノ・レオン(Bernardino Leon)国連特使によるこの提案は、解決に向けて「当事者らが協働していくための基盤となる」ものだとしている。

 提案は大統領と「大統領評議会」をトップとする統一政府、全てのリビア国民を代表する議会、「上級国家評議会」を作るほか、国家安全保障を担当する組織と地方自治を担当する組織も作るとしている。

 大統領評議会は独立した評議員によって構成され、政権移行期間中は既存の制憲委員会も存続する。UNSMILによると「政権移行期間は、全当事者の合意によってその終了時期が決められ、憲法草案の承認とその住民投票の後に行われる選挙をもって終了する」とされている。

 UNSMILは、リビアが「広がる対立と深まる分裂の中で、テロリズムとその拡大がリビアとその周辺地域に深刻な脅威となりかねない」事態に陥っていると指摘している。(c)AFP