【3月22日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2015)は21日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-2、6-3で第4シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)に勝利し、2年連続で決勝進出を果たした。

 前回覇者のジョコビッチは、2004年から3連覇を果たしたロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)以来となる、この大会での連覇を目指している。

「序盤から、正しいインテンシティーで堅実なプレーができた」としたジョコビッチは、「僕らのスタイルは似ている。結果的にはストレートだったけど、簡単にはいかなかったよ」とコメントした。

 ジョコビッチは決勝で、第2シードのフェデラーと対戦することになる。フェデラーは同日の試合で第6シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)と対戦し、7-5、6-4で勝利を収めた。

 今大会で、ジョコビッチが通算4度目の大会制覇を狙う一方で、最多優勝記録保持者のフェデラーは、5度目の戴冠を見据えている。

 ジョコビッチはこの日、1本のサービスエースと27本のウイナーを記録し、マレーのサービスゲームを4度ブレークした。対するマレーは、4本のダブルフォールトと29個のアンフォーストエラーを犯し、1時間28分でジョコビッチに屈した。

 ジョコビッチはこの日のマレーについて、「アンディとの激闘を想定していたけど、いつもほどの高いクオリティーがなかった。今日はアンフォーストエラーが目だっていたね」と語っている。

 この試合は、今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)決勝の再戦となり、ジョコビッチはマレーとの対戦成績を17勝8敗に伸ばした。(c)AFP/Greg Heakes