【3月20日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2015)は19日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第4シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は6-3、6-4で第12シードのフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)を下し、準決勝に進出した。

 マレーの準決勝の相手は、バーナード・トミック(Bernard Tomic、オーストラリア)の棄権により不戦勝で4強入りを果たした、昨年覇者で第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に決まった。

 これでマレーはティム・ヘンマン(Tim Henman)氏を抜くシングルス通算497勝目を挙げ、オープン化以降の英国人男子選手の歴代最多勝利記録を更新した。

「今日はロペスの手ごわいスピンに対応できたけど、彼には最後まで苦しめられてタフな試合だった」と語ったマレーは、通算500勝の偉業達成まで、あと3勝としている。

 これまで通算500勝の大台に到達したのは、現役選手で8人、オープン化以降では45人しかいない。

 サーブが好調だったマレーは4本のエースを決めるなど、ファーストとセカンドサービスのポイント獲得率はいずれも70パーセントを超えるなど、1時間32分で試合を制した。

 対するロペスは、これまでの3試合で今大会最多となる合計46本のサービスエースを記録していたが、この日はマレーに対して5本を決めるにとどまった。(c)AFP