【3月16日 AFP】2014-15アルペンスキーW杯は15日、スロベニアのクランスカ・ゴーラ(Kranjska Gora)で男子回転の第9戦が行われ、ヘンリク・クリストファーセン(Henrik Kristoffersen、ノルウェー)が合計タイム1分41秒26で優勝した。

 クリストファーセンに0秒24差の2位にはジュリアーノ・ラッツォーリ(Giuliano Razzoli、イタリア)が入り、1回目の試技でトップだったマティアス・ハルギン(Mattias Hargin、スウェーデン)は0秒86差の3位だった。

 20歳のクリストファーセンは、2014年1月のシュラートミング(Schladming)大会、同年11月のレヴィ(Levi)大会に続き、今回がW杯通算3勝目となっている。

 一方、現在W杯総合首位に立つマルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)は、1回目の試技でトップに2秒以上差をつけられて出遅れたものの、2回目の試技でトップタイムを記録して最終的には6位に入った。

 ヒルシャーにとって今回のレースでの唯一の収穫は、W杯総合優勝を争うチェーティル・ヤンスルード(Kjetil Jansrud、オーストリア)との差を広げたことだ。

 総合4連覇を目指すヒルシャーは、フランスのメリベル(Meribel)で行われるシーズン最終戦を翌週に控え、今季獲得したポイントを1248点まで伸ばしており、現在1084点のヤンスルードをリードしている。(c)AFP