トルコ、IS目指した3少女に協力の男拘束 「有志国の工作員」
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■「トルコは常にスケープゴート」
仲の良い友人同士のカディーザ・サルタナ(Kadiza Sultana)さん(16)、シャミーマ・ベガム(Shamima Begum)さん(15)、アミラ・アバセ(Amira Abase)さん(15)の3人は先月17日、英ロンドン(London)からトルコ・イスタンブール(Istanbul)に向かう旅客機に乗った。
3人はイスタンブールから、シリア国境に近いトルコ南東部の都市シャンルウルファ(Sanliurfa)までバスで移動し、同市から国境を越えてシリアに入ったとみられている。
15歳と16歳の3少女が消息を絶ったことを受けて英国には衝撃が走り、それほど若い人をシリアに向かわせた動機はいったい何なのかという疑問が生まれている。
トルコがイスラム過激派やその共感者らが越境してシリア入りするのを食い止める十分な対策を講じていないと欧米各国が繰り返している批判について、トルコは以前からいら立ちを隠していない。
上述の匿名の政府関係者は、英国の3少女の事例も、より緊密な協力が必要であることを示しているとして、「トルコはいつもスケープゴート(批判の矛先を向けられる身代わり)にされて非難を受けるが、ダーイシュ(Daesh、アラビア語におけるISの頭字語)との戦いにおいてはさらなる協力が必要だということが本件からも分かる」と述べ、「この地域の安全保障はトルコだけに責任を押し付けて済む話ではない」と指摘した。
トルコは先月にも、この3少女がトルコに向かったことについての情報提供が「非難に値するほど」遅かったとして、英政府の対応を批判していた。(c)AFP/Fulya OZERKAN