【3月11日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」が11日、イラク西部ラマディ(Ramadi)でほぼ同時に複数の自動車爆弾による自爆攻撃を行うとともに、シリアのトルコ国境沿いの要衝ラス・アルアイン(Ras al-Ain)でも大規模な攻勢を開始した。

 イラク・アンバル(Anbar)州の州都ラマディの警察当局と病院関係者によると、ラマディで同日、ほぼ同時刻に7件の自動車爆弾による自爆攻撃があり、少なくとも10人が死亡、30人が負傷した。

 また英非政府組織(NGO)のシリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、ISはシリアとトルコ国境沿いの要衝の掌握を目指して大規模な攻勢を開始し、クルド人の民兵組織と激しい戦闘になっており、これまでに双方から数十人の死者が出ているという。(c)AFP