【3月11日 AFP】ツール・ド・フランス(Tour de France)を2度制したアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)が10日、ティンコフ・サクソ(Tinkoff-Saxo)との契約を1年延長すると発表した。

 今季終了後に現行契約が満了する32歳のコンタドールは、引退までの1年間をティンコフ・サクソで過ごすことに決めたようだ。

 コンタドールは自身のツイッター(Twitter)に、「こんにちは、みなさん。2016年もティンコフ・サクソの選手として過ごせることをうれしく思います!!!」と投稿した。

 チームを所有するオレグ・ティンコフ(Oleg Tinkov)氏は、「アルベルトが2016年もチームをけん引してくれることを、非常にうれしく思う。私は彼が世界一の選手だと信じているし、あと2~3年は好調を維持することを確信している」と声明を出した。

「残念ながら、彼は来季終了後に引退することを決めたようだ。つまり、あと2シーズン私のチームで走ってくれるということ。もう少し長くいてくれたらと思うが、彼の個人的な決定だ」

「それでも、彼の素晴らしいキャリアが私のチームで締めくくられることを本当に誇りに思うし、2015年と16年のツール・ド・フランスでは、ティンコフ・サクソのチームカラーを表彰台のトップに連れて行ってほしい」

 クライマーとして名を上げたコンタドールは、グランツール完全制覇達成者の一人。今週からティレーノ〜アドリアティコ(Tirreno-Adriatico)に出場することになっている。(c)AFP