【3月10日 AFP】米連邦捜査局(FBI)の元捜査官、ロバート・レビンソン(Robert Levinson)氏がイランで消息を絶ってから8年となる9日、米政府は同氏の帰国につながる情報提供への懸賞金を、500万ドル(約6億円)に増額すると発表した。

 米当局はレビンソン氏失踪から5年の12年、同様の情報提供に100万ドルの懸賞金を払うと発表していた。

 17年前にFBIを退官したレビンソン氏は、2007年3月9日、訪問していたイランのキシュ(Kish)島で消息を絶った。今月10日には67歳の誕生日を迎える。

 米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)と米AP通信は13年に、レビンソン氏が行方不明となった当時、米中央情報局(CIA)から報酬を得て、イランの核開発計画に関する情報収集のために同国を訪れていたと報じた。一方、米ホワイトハウス(White House)は、レビンソン氏が米政府の仕事を請け負っていた事実はないと否定している。(c)AFP