【3月10日 AFP】イングランドFAカップ(FA Cup 2014-15)は9日、準々決勝が行われ、アーセナル(Arsenal)はダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)が古巣を敗退に追い込む決勝点を奪い、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を2-1で退け、準決勝に進出した。

 マンチェスター(Manchester)出身で、8歳からユナイテッドの下部組織でプレーしていたウェルベックは、今季から就任したルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督に余剰戦力の一人とみなされ、昨年9月に移籍金1600万ポンドで放出されていた。

 そしてウェルベックは、かつての所属チームからゴールを決め、アーセナルに2006年9月以来となる敵地オールド・トラフォード(Old Trafford)での勝利をもたらした。

 アーセナルは準決勝で、レディング(Reading FC)対ブラッドフォード・シティ(Bradford City)の勝者と対戦する。

 ナチョ・モンレアル(Nacho Monreal Eraso)が先制点を挙げたアーセナルは、ユナイテッドのウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)に同点ゴールを許したものの、迎えた後半16分に、ルイス・アントニオ・バレンシア(Luis Antonio Valencia)のミスからウェルベックが決勝点を挙げた。

 バレンシアの不用意なバックパスに反応したウェルベックは、前に飛び出したユナイテッドのGKダビド・デ・ヘア(David de Gea)より先にボールに触れると、最後は倒れ込みながらもゴールを決めている。

 ユナイテッドはその後、アンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)が退場処分になり、さらなる屈辱を味わった。ディ・マリアは後半32分、ダイビングをしたとしてイエローカードを提示されると、判定に抗議する際に主審のシャツを引っ張り、レッドカードで退場処分になった。

 ユナイテッドはこれでFA杯のタイトルから12年遠ざかることになり、イングランド・プレミアリーグで来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)出場権を獲得することが、今季残された唯一の目標になった。(c)AFP