【3月9日 AFP】14-15イタリア・セリエAは8日、第26節の試合が行われ、ナポリ(SSC Napoli)とインテル(Inter Milan)は2-2で引き分けた。

 インテルはマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)がレーザーポインターの妨害を受けながらも、憎らしい「パネンカ」でGKマリアーノ・アンドゥハール(Mariano Andujar)の裏をかき、試合を引き分けに持ち込んだ。

 試合はナポリが主導権を握り、マレク・ハムシク(Marek Hamsik)とゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)の得点で2点を先行すると、そのまま勝利を収めるかに見えた。

 ところが、GKサミル・ハンダノビッチ(Samir Handanovic)が孤軍奮闘し、ナポリの猛攻を耐えしのいだインテルは、後半27分にロドリゴ・パラシオ(Rodrigo Palacio)が1点を返すと、パラシオがエンリケ・アドリアーノ・ブス(Henrique Adriano Buss)に倒されて得たPKをイカルデが決め、残り3分で試合を振り出しに戻した。

 この結果、ナポリは1-3でユベントス(Juventus)に敗れた試合以来、2か月ぶりに本拠地で勝ち点を落とし、2位ASローマ(AS Roma)との勝ち点差を2に縮めるチャンスを逃した。

 しかし、不満が残るであろう結果にもかかわらず、ラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督は、イタリア放送協会(RAI)に対して「インテルをたたえたい。彼らは失うものがなかった。われわれは数多くチャンスを作ったが決め切れなかった。しかし、選手はよくやった。今日の試合のようなプレーをこれからも続けてもらいたい」と語った。

 一方、インテルのロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督は、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対し、「一流のFWを擁する強豪ナポリとの対戦だったが、あれだけチャンスを作らせてしまったのはうちのミスだ」と語った。(c)AFP/Justin DAVIS