監督解任危機のミラン、土壇場の失点で引き分ける
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【3月8日 AFP】14-15イタリア・セリエAは7日、第26節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)はエラス・ベローナ(Hellas Verona)と2-2で引き分け、フィリッポ・インザーギ(Filippo Inzaghi)監督は解任の危機を抜け出すことができなかった。
試合はエラスのルカ・トーニ(Luca Toni)とミランのジェレミ・メネス(Jeremy Menez)がそれぞれPKを決め、前半を1-1で折り返すと、迎えた後半、ホームのミランはパナギオティス・タフツィディス(Panagiotis Tachtsidis)のオウンゴールで勝ち越しに成功した。
そしてそのまま最近11試合でようやく3勝目を挙げるかに見えた後半ロスタイム、ミランは試合途中からピッチに立ったエラスのニコ・ロペス(Nico Lopez)に同点ゴールを許した。
2試合連続のドローで首位ユベントスと勝ち点23差の10位にとどまっているミランは、スクデット争いにまったく絡めない状況が続いており、チームへの批判的な姿勢を強めているホームの観客は、ピッチを後にするインザーギ監督、そして失墜した名門の選手たちに口笛とやじを浴びせた。
インザーギ監督はこの試合、ASローマ(AS Roma)から期限付きで獲得したマッティア・デストロ(Mattia Destro)をベンチに置き、前線にジャンパオロ・パッツィーニ(Giampaolo Pazzini)とアレッシオ・チェルチ(Alessio Cerci)、メネスの3人を配置した。
一方で守備陣では、暴力行為で4試合の出場停止を科されていたフィリップ・メクセス(Philippe Mexes)が先発復帰を果たしている。
ベローナは前半15分過ぎに、アルトゥール・イオニータ(Artur Ionita)がサリー・ムンタリ(Sulley Muntari)にエリア端で脚を引っかけられてPKを獲得すると、これをトーニがしっかり決めて序盤に先制した。
対するミランは前半41分、メクセスがボシュコ・ヤンコヴィッチ(Bosko Jankovic)のファウルをうまく誘ってPKを獲得し、これをメネスが決めて試合を振り出しに戻した。
そして迎えた後半2分、ミランは逆転に成功した。チェルチの折り返しから、高く上がったボールをパッツィーニが頭で右サイドのメクセスにつなぐと、粘り強くボールをキープしたメクセスがライン際の角度のない位置から放ったシュートは、タフツィディスに当たってゴールに入った。
1月24日のラツィオ(SS Lazio)戦で相手主将のステファノ・マウリ(Stefano Mauri)の喉元をつかみ、4試合の出場停止を科されてしばらくプレーできずにいたメクセスだが、今回はその埋め合わせをするようなプレーをみせた。
その後もミランは、魅力的とは言い難い内容ながら何度かチャンスを作ったが、これを決め切れずにいると、効果的なプレーができなかったチェルチと交代で入った本田圭佑(Keisuke Honda)も、ゴールを狙ったがシュートは枠を外れた。
するとミランは試合終了直前にその代償を支払うことになった。
ベローナはフアニート・ゴメス(Juanito Gomez)がミランの選手に囲まれながら、勇敢に頭を出してボールをつなぐと、これを受けたロペスがメクセスのプレッシャーを受けながらも冷静にGKディエゴ・ロペス(Diego Lopez)の飛び出しを見極め、勝ち点1を呼び込む同点ゴールを流し込んだ。(c)AFP/Justin DAVIS