【3月7日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2015)は6日、各地でワールドグループ1回戦が行われ、オーストラリアがチェコから驚きの連勝を飾った。

 世界ランク133位でオーストラリアのナンバーツーのタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis)は、同31位でチェコのナンバーワンのルカシュ・ロソル(Lukas Rosol)を相手に、4-6、2-6、7-5、7-5、6-3で3時間半に及んだ第1試合を制した。

 するとオーストラリアは、同38位のバーナード・トミック(Bernard Tomic)がイリ・ベセリ(Jiri Vesely)から6-4、6-3、7-6とストレートで勝利を収めた。

 フォアハンドを武器に2セットを先取したロソルが失速すると、コキナキスは第3セットと第4セットの終盤にブレークを奪い、流れを取り戻した。

 第5セットでロソルにブレークを奪われたコキナキスだったが、その後4連続でゲームを奪い勝利を決めた。

 18歳のコキナキスは、レイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt)とサム・グロス(Sam Groth)のベテラン2人を差し置いて、シングルスの選手に選ばれていた。

 コキナキスは、「諦めずに頑張りました。第5セットでブレークされましたが、気分は良かったです。この勝利に満足しています」と語った。

 7日に行われる第3試合のダブルスでは、チェコのヤン・メルトル(Jan Mertl)とアダム・パブラセク(Adam Pavlasek)が、ヒューイットとグロスのコンビと対戦する予定となっているが、チェコチームは陣容を変更するものとみられている。(c)AFP