【3月6日 AFP】米国では何十年もの間、子どもたちは街にやってきたサーカス団に目を輝かせてきたものだ。道化師や曲芸師たちのパフォーマンスに加えて、子どもたちの一番の楽しみがゾウのショーだった。

 だが米人気サーカス団「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス(Ringling Bros. and Barnum & Bailey Circus)」は5日、動物愛護団体からの批判をうけて、団の目玉演目だったアジアゾウのショーを中止する方針だと発表した。ゾウのパフォーマンを徐々に減らしていき、2018年までに完全に撤廃するという。

 親会社のフェルド・エンターテインメント(Feld Entertainment)によると、「地上最大のショー」を誇るリングリング・サーカス145年の歴史のなかで、ゾウのショー中止は前例のない大変換となる。

 現在、巡業に帯同しているアジアゾウ13頭は、最終的にフロリダ(Florida)州にあるリングリング・ブラザーズのゾウ保護センターに移される。(c)AFP/Marc Antoine BAUDOUX