【3月6日 MODE PRESS】フリスクを販売するイタリアの製菓会社「ペルフェティ・ヴァン・メレ(Perfetti Van Melle)」が日本人アーティストの村上隆氏とコラボレーションを実現し、スペシャルパッケージの『FRISK Neo(フリスク ネオ)』を数量限定発売する。これを記念して5日、フランス・パリのペロタン・ギャラリー(Gallery Perrotin)でパーティーが開かれた。

■アイコニックなモチーフをデザイン

 FRISK発売30周年を記念する企画の一つとして発表された今回のコラボレーションでは、スペシャルパッケージに、村上隆によるスカルやお花、カイカイとキキなどアイコニックなモチーフがデザインされている。

「ペルフェティ・ヴァン・メレ」社のヤン・ヒーリング(Jan Heeling)CMOは、「 私たちは、単に新しいデザインやカラーテーマを取り入れることに固執せずに、ユニークな本物のアート作品としての価値ある製品を作りたかったのです」とコメントした。

■クリエイティブな人たちからも支持されるFRISK

 「FRISK Neo フライトニングミント」のパッケージデザインと同柄のシャツを着用してイベントに出席した村上氏は、「フリスクやペルフェティ・ヴァン・メレ社とコラボレーションできたこと、この商品を世界に発信できることを大変嬉しく思っています。日本では、オフィスのデスクにフリスクを置いているクリエイティブな人たちも多く、非常に大きなブランドとして認知されているので、今回の商品に対して日本がどのようなリアクションをするのか、とても楽しみにしていますとコメント。

■アートと消費文化の融合図る

 また、ヒーリング氏は「アートと消費文化」を結び付けることの重要性を強調し、プロジェクトを立ち上げるにあたり 、「ペルフェティ・ヴァン・メレ」はミュージアムアートと大衆文化の垣根を取り払える人物を探していたと語る。

 「アートとコンシューマーマーケットを繋げることは難しいですが、この二つは興味深いコンビネーションでもあります。村上氏が意欲を持ってこのコラボレーションに応じてくれた理由はここにあると思います。普段アートに触れる機会がない人でも、村上氏のスペシャルパッケージによって、アートを身近に感じ、楽しんでいただけるのではないでしょうか」(ヒーリング氏)。

 1986年にベルギーで発売されて以降、現在FRISKは、年間約1億個を売り上げている。なお、「世界中の消費者のポケットにアートを届ける」 限定「FRISK Neo」は、日本では3月16日から発売開始。フランス、ベルギー、イタリアでもほぼ同時期に店頭に並ぶことになっている。(c)MODE PRESS