【3月3日 Relaxnews】パリ(Paris)のエッフェル塔(Eiffel Tower)で行われている1階部分の改修工事の一環で、垂直軸部分に風力発電のタービン2基が設置された。運営会社が2月26日に公表した。

 タービン2基は高さ7メートル、幅3メートルで、地上127メートルの2階に設置されている。年間発電量は1万キロワット時で、1階のギフトショップの電力需要に十分対応できる水準という。

 エッフェル塔の環境への配慮は風力発電にとどまらず、今回の改修工事で強い日差しを避けられる形に窓の位置を調整した。この結果、夏場に太陽光の熱が25%カットされ、エアコンの電力使用量を抑制できると見込まれている。

 また、1階の照明に電力使用効率の高いLEDライトを全面採用。ソーラーパネルも設置し、水洗トイレ用には雨水回収システムを導入した。(c)Relaxnews/AFPBB News