【3月2日 AFP】エジプト南部の観光地アスワン(Aswan)で1日、警察署近くに仕掛けられた爆弾が爆発し、2人が死亡、警察官1人を含む5人が負傷した。警察が発表した。

 アスワンはルクソール(Luxor)と並ぶ上エジプト(Upper Egypt)地域の2大観光地。同国では2013年にイスラム組織出身のムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)大統領が解任されて以来、爆弾攻撃や銃撃事件が頻発しているが、アスワンでこのような攻撃が起きたのは初めて。

 モルシ氏排除以降起きている暴力事件の多くは、過激派組織「エルサレムの支援者(アンサル・ベイト・アルマクディス、Ansar Beit al-Maqdis)」が先導するものだ。同組織は、シリアとイラクの広域を支配下に置くイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」への忠誠を表明している。(c)AFP