【3月2日 AFP】2014-15アルペンスキーW杯は1日、ドイツのガルミッシュパルテンキルヒェン(Garmisch-Partenkirchen)で男子大回転第6戦が行われ、マルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)が同種目今季5勝目を挙げ、前人未到のW杯総合4連覇まであと一歩に迫った。

 25歳のヒルシャーは、1本目の試技で約2秒のリードを手にすると、2本合計タイムでは3秒以上の差をつけ、カンダハル(Kandahar)のコースを制した。

 地元ドイツ出身のフェリックス・ノイロイター(Felix Neureuther)が3秒28差の2位に入り、同じコースで行われた2011年のアルペンスキー世界選手権(2011 FIS Alpine World Ski Championships)で膝を負傷したベンヤミン・ライヒ(Benjamin Raich、オーストリア)は、3秒44差の3位となった。

 ヒルシャーは大回転とW杯の総合首位に立っており、今季の大回転はスロベニアのクランスカ・ゴーラ(Kranjska Gora)大会とフランスのメリベル(Meribel)大会の2レースを残すのみとなっている。

 ヒルシャーは大回転総合で560ポイントを記録し、この日4位に終わった総合2位のテッド・リゲティ(Ted Ligety、米国)には約200ポイント差をつけている。

 W杯総合では、ヒルシャーが1128ポイントで首位、チェーティル・ヤンスルード(Kjetil Jansrud、ノルウェー)が940ポイントで2位、そしてアレクシス・パンテュロー(Alexis Pinturaultm、フランス)が744ポイントで3位につけている。(c)AFP