【3月1日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は28日、2022年に行われるサッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)が、同年の冬季五輪と重ならない11月から12月開催になる見込みであることを歓迎した。

 国際サッカー連盟(FIFA)の作業部会は、同国の夏の酷暑を避けるため、11月から12月にかけての大会開催を勧告していたが、IOCのバッハ会長は、この判断を「論理的」に思うとコメントした。

 バッハ会長は、「W杯、五輪双方の利益を考えれば、論理的な判断だ」と語った。バッハ会長は昨年12月に自身の考えを示し、冬季五輪と重なる可能性のある1-2月開催は理にかなっていないと繰り返していた。

「そんなことになっても誰も得をしない。どちらの大会も、ファン、報道双方の注目を失うことになる」と話したバッハ会長は、天候条件に左右される冬季五輪に、日程をずらす余裕はほとんどないとも主張していた。(c)AFP