【2月26日 AFP】資金難のため破産の危機に直面しているイタリア・セリエAのパルマ(Parma FC)に対し、ユベントス(Juventus)の守護神で、パルマに在籍していたジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)が25日、古巣の窮状に共感のコメントを寄せた。

 リーグ最下位のパルマは、2014年7月以降、選手の給与が支払われない状態が続いており、それを理由にリーグから勝ち点1減点の処分を受けている。

 先週には、深刻な資金難のため試合開催費が賄えず、22日に予定されていた本拠地のウディネーゼ(Udinese)戦が延期になり、今週末のジェノア(Genoa CFC)戦も、遠征が行えるかどうか、ぎりぎりの状況が続いている。

 リーグ幹部とイタリアサッカー連盟(FIGC)役員は先日、協力してパルマの今シーズン完走を目指すと宣言したが、3月19日にはパルマ(Parma)の裁判所で関係者の聴取が実施されることが決まっており、クラブはその場で破産を宣告される可能性もある。

 そんななか、UEFAカップ(UEFA Cup、現ヨーロッパリーグ)優勝2度、セリエA準優勝などを達成した1990年代のクラブの黄金期に、パルマで数年を過ごしたブッフォンは、自身のフェイスブック(Facebook)にメッセージを投稿している。

「パルマについて、次から次へと嘘みたいなニュースが飛び込んでくる。個人的な意見として、僕もこのクラブで働くすべての人と心からつながっているということをお伝えしたい」