ナダル、前週の黒星引きずるも8強入り アルゼンチン・オープン
このニュースをシェア
【2月26日 AFP】男子テニス、アルゼンチン・オープン(Argentina Open 2015)は25日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-4、6-0でアルゼンチンのファクンド・アルグエロ(Facundo Arguello)を下し、準々決勝に駒を進めた。
世界ランク4位のナダルは、1回戦を不戦勝で勝ち上がると、今大会の初戦をわずか1時間4分で突破した。次戦では、アルゼンチンのフェデリコ・デルボニス(Federico Delbonis)と対戦する。
キャリア通算714個目の白星を挙げたナダルは、歴代勝利数でボリス・ベッカー(Boris Becker)氏を抜く10位に浮上した。
ナダルは、先日のリオ・オープン(Rio Open presented by Claro hdtv 2015)準決勝でファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)に敗れたことが、少しトラウマになっていたと話した。
「リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のような負けを経験した後で、新たな大会の幕開けを迎えるのは簡単じゃない」としたナダルは、「少し緊張していた。アルグエロは第1セットでとてもいい動きをしていたしね」と振り返った。
「第2セットでは落ち着いて、もっと攻撃を仕掛けることができた」
クレーコート大会の準決勝で、12年ぶりに黒星を喫したナダルは、最新の世界ランキングで、2013年8月以降はじめてトップ3から陥落した。
ナダルは、今大会でクレーの王者としての実力を発揮し、同サーフェスで48回優勝したギレルモ・ビラス(Guillermo Vilas)氏の記録に追いつきたいと意気込んでいる。(c)AFP