1980年代のラグビー仏代表は「アンフェタミン」を常用、本で明らかに
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■80年代のスポーツは「薬物まみれ」
仏ラグビー連盟の副会長を務めるブランコ氏ら、名前が上がった人物は、この疑惑についてすぐさま反応するようなことはしていない。
2013年、元フランス代表プロップのローラン・ベネゼク(Laurent Benezech)氏は、1980年代のラグビー界では自転車界と同様にドーピングがまん延していたと暴露した。
ベルナール・ラポルト(Bernard Laporte)元代表監督も、薬物の摂取があったことを認めており、2013年に仏上院で行われた聴聞会で、選手が禁止薬物とは知らずにそれを摂取したと話している。
元フランス代表スクラムハーフのジャン・ピエール・エリサルド(Jean-Pierre Elissalde)氏は、仏フィガロ(Le Figaro)紙のインタビューで、「1970年代と80年代のスポーツは、薬物にまみれていた」と語っている。
また、本書の中では現役選手が摂取しているとされるサプリメントのことにも触れており、これは検知されない、もしくは新しすぎるという理由で、見過ごされているという。(c)AFP/Jérémy MAROT