【2月24日 AFP】インド・ムンバイ(Mumbai)の映画館で連続上映記録を20年近くにわたり更新し続けていたボリウッド映画『シャー・ルク・カーンのDDLJラブゲット大作戦(Dilwale Dulhania Le Jayenge)』──前週、客足の鈍りから上映中止が発表されたが、市民の要望が数多く寄せられ、一転上映の継続が決まった。

「勇者が花嫁を連れて行く(The Brave-Hearted Will Take The Bride)」との意味を持つ原題のこのロマンチックコメディー映画は、主演のシャー・ルク・カーン(Shah Rukh Khan)がまだ比較的無名だった頃の1995年10月20日にムンバイの映画館マラーター・マンディル(Maratha Mandir)で上映が始まった。

 同作品は、大ヒットを記録したボリウッド映画の中でも、特に人から愛される作品の一つとなった。ただ、上映1000週間の節目を迎えた後は観客数が減少。上映の中止が決まった。

 しかし、映画製作会社Yash Raj Filmsが先週末発表した声明によると、上映終了のニュースによって、継続を求める声が多数寄せられたという。

 声明はまた、要望が同映画の管理会社にも殺到していることから、「これまでと同様に午前11時半からのマチネでの上映継続を双方で決断した」としている。(c)AFP