【2月21日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2015)は20日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第17シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)は6-4、5-7、7-5でスペインのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza)に競り勝ち、自己最高の快進撃で決勝に進出した。

 上位シード選手を破りここまで勝ち上がってきたプリスコバは、この試合でも敗退の危機を迎えながら、21歳のムグルサとの新星対決を制した。

 長身から角度のあるサーブを繰り出すプリスコバは、この試合でも13本のサービスエースを奪い、今年ここまでツアー最多となる140本以上のエースを記録している。

 しかし、第3セットでは3-4の場面で2度のブレークポイントをしのがなければならず、6-5の場面でも0-40からの巻き返しを強いられた。

 風向きが変わる中、後半戦でより柔軟なプレーを見せたのはムグルサだった。しかし、最終ゲームではプリスコバが勝負を仕掛けるショットを続けざまに打ち込み、4連続ポイントを決めて勝利をつかんだ。

 決勝の結果に関係なく、世界ランク12位に浮上するとみられるプリスコバは、「疲れていたので、予想できなかった。私たちはお互いに強烈なサーブを持っているから、0-30になろうが、0-40だろうが、関係ないの」と語っている。

 今週のはじめから疲れが取れなかったというプリスコバは、棄権することも考えていたという。

「とにかくコートに出て、負けても良いじゃないと思っていたの。でも勝つことができたし、今も勝ち続けているわ」

(c)AFP/Richard Eaton