【2月24日 AFP】仏重電大手アルストム(Alstom)は今月、インドネシア国営石油会社プルタミナ(Pertamina)の子会社と6100万ユーロ(約83億円)規模の契約を結び、インドネシアに地熱発電所を建設すると発表した。

 発電所はジャワ(Java)島西部のカラハ(Karaha)にアルストムが建設し、発電電力量は30メガワットとなる。アルストムがプルタミナ・地熱エネルギー(Pertamina Geothermal Energy)のために技術提供から建設までを引き受け、2016年内に完成させる予定だ。

 数千の島々からなるインドネシアは、およそ130の火山を抱え、世界の地熱資源の約40%があると推定されている。しかし現状のインドネシアの地熱発電量はわずかで、近隣のフィリピンなどに大きく後れを取っている。

 アルストムの再生可能蒸気プラントの責任者、スティーブン・モス(Steven Moss)氏は、「われわれは、インドネシアが同国のエネルギー目標を達成する上で重要な役割を担えることを喜んでいる」と述べた。(c)AFP