【2月18日 AFP】写真はコスタリカ第2の都市、アラフエラ(Alajuela)にある動物救護センターで、何者かに羽を折られたため治療を受けているタカと獣医師のカルメン・ソトさん。中南米諸国では動物が襲われる事例が少なくないにもかかわらず、動物虐待を処罰する法律の整備が不十分だったり、全く存在しなかったりする場合が多い。また動物虐待と闘う愛護団体などのネットワークも小規模で資金が不足気味だ。

 そうした状況が、ソーシャルメディアの普及によって変わりつつあると、国際人道協会(Humane Society InternationalHSI)中南米支部のシンシア・デント(Cynthia Dent)代表は言う。同氏は「ツイッター(Twitter)やフェイスブック(Facebook)によって中南米の(動物に対する)残虐性に対する認識が高まってきた。以前ならば、メディアで報じられた事例しか私たちの耳に入らなかったが、今では怒りを感じた人たちが、こうした残虐性に注目を集め反対するためにソーシャルメディアを活用している」と語った。(c)AFP/Alina RODRIGUEZ