【2月18日 AFP】女子ゴルフ世界ランク1位の17歳リディア・コー(Lydia Ko、ニュージーランド)は18日、30歳での引退を考えていることを明かし、その後のキャリアを見据え、大学で心理学を学ぶつもりだと話した。

 コーは、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)の21歳という記録を塗り替え、史上最年少で世界ランク1位に上り詰めた。

 オーストラリアン・オープン(ISPS Handa Women's Australian Open 2015)の開幕を控えるコーは、「30歳で引退するのが私のプラン。引退後は、ビーチをぶらぶらするだけの人生で終わりたくない」と話した。

「セカンドキャリアというものがあるから、私はそれに向けて準備している。スポーツにも心理学が関わっているわ。何が起こるか分からないという面でね」

 韓国生まれでニュージーランド国籍のコーは、弱冠14歳で女子プロゴルフツアー初優勝を経験。来月からは、ソウル(Seoul)の高麗大学(Korea University)でオンラインコースを受講する。

 コーは、母親のティナ(Tina)さんがツアーに帯同しながら、自身の教育について熱心に考えてくれていると話した。

「お母さんは、私がアイパッド(iPad)や携帯電話をいじっていると、教科書を読むよう言ってくる」と明かしたコーは、お金ではなく、楽しむことをモットーにしているという。

「楽しんでいるときは、ベストが尽くせている証拠。だから、お金は関係ないの」

 コーは今大会で、馮珊珊(Shanshan Feng、フォン・シャンシャン、中国)、柳簫然(So Yeon Ryu、ユ・ソヨン、韓国)、2大会連続5度目の優勝を目指す地元オーストラリアのカリー・ウェブ(Karrie Webb)などと並び、優勝候補と目されている。

 また、新キャディーのジェイソン・ハミルトン(Jason Hamilton)氏もオーストラリアの出身。コーはプロ転向後、8人の候補者を品定めし、ハミルトン氏を選んだ。

「ジェイソンのくだらないジョークが好きなの。少し皮肉っぽくてね」としたコーは、「つまり、品の悪いジョークを言えることが私の選考基準なの」とおどけた。(c)AFP