■報道陣の前にはいまだ姿を見せず

 それでも、ロドリゲスがまだ覚悟できていないのが記者会見だ。――ロドリゲスは球団から、ヤンキースタジアム(Yankee Stadium)で謝罪会見を行うよう提案されたが、これを拒否している。

 今回声明を発表したことで、会見はチームメートも参加する春季キャンプまでは行われないとみられている。

 ロドリゲスは、「球団が、謝罪の場にヤンキースタジアムを使うよう提案してくれたことに感謝していますが、ヤンキースタジアムに足を踏み入れるのは、ピンストライプを着て自分の仕事をするときだと心に決めています」と述べている。

 ロドリゲスは2009年にも、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)に所属した2001年から2003年にかけて、ステロイドを使用していたことを認めており、その際にはキャンプ地で記者会見を行った。

 歴代5位となる通算654本塁打を放ち、4位のウイリー・メイズ(Willie Mays)氏まではあと6本、3位のベーブ・ルース(Babe Ruth)氏までは60本となっているロドリゲスだが、今回のスキャンダルで経歴には消せない傷がついている。

 ロドリゲスよりも108本多い、通算762本塁打を記録している歴代1位のバリー・ボンズ(Barry Bonds)氏も、禁止薬物の使用が取りざたされており、多くのファンの目には汚れた記録に映っている。

 ロドリゲスはヤンキースと2017年まで契約を結んでおり、今後3年間の年俸は合計で6100万ドルになる。さらに契約では、通算本塁打数の順位が上がった場合はボーナスを受け取れることになっているが、球団は薬物使用を理由に支払いを拒否するとみられている。

 ロドリゲスは「キャンプに合流したら、チームにとってベストの選手になり、ヤンキースに居場所を見つけ、勝利に貢献できるよう全力を尽くす」としている。(c)AFP