【2月17日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のニューヨーク・ニックス(New York Knicks)は16日、アマレ・スタウドマイアー(Amare Stoudemire)とバイアウトで合意した。スタウドマイアーはこれでフリーエージェント(FA)になり、プレーオフ進出を目指すチームに大きな影響を与えることになるとみられる。

 2010年に総額1億ドルでニックスと5年契約を結んだスタウドマイアーは今季、契約最終年を迎えていたが、チームはここまで10勝43敗と低迷し、リーグ最下位に沈んでいる。

 ニックスのフィル・ジャクソン(Phil Jackson)球団社長は、「アマレがニッカボッカーズ(ニックス)で過ごした日々は、彼の要望で終わりを告げることになった」とコメントした。

「彼がみせた100パーセントの努力をするという姿勢は、間違いなくチームに刻まれた。われわれはチームの再建に向けて前進しながら、彼のように勝利に執念を燃やす選手を探し求めていく」

 32歳のスタウドマイアーは今季、先発14試合を含む36試合に出場し、1試合平均12得点、6.8リバウンドを記録した。さらにニックスでは通算255試合に出場し、1試合平均17.3得点、6.7リバウンドの成績を残している。

 スタウドマイアーは、「ニックスを去ることは胸が張り裂ける思いだが、チームの幸運を祈っている」と語った。

「これからも、ずっとニックスの一員だ」

 スタウドマイアーは、プレーオフ出場の可能性があるチームとの契約を望んでおり、19日に迎えるNBAのトレード期限を前に、複数のチームが有力選手として獲得に乗り出すとみられている。

 2002年にドラフト全体9位指名でフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)に入団したスタウドマイアーは、同チームでの8年間を含めてレギュラーシーズンで合計711試合に出場し、平均20得点8.2リバウンドを記録している。

 スタウドマイアーはまた、2011年のNBAオールスターゲームで、ニックスの選手としては14年ぶりとなる先発出場を果たした。(c)AFP