【2月17日 AFP】シャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)決勝トーナメント1回戦を控え、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のアリエン・ロッベン(Arjen Robben)は、内戦状態にあるウクライナでの試合にやや不安を抱いていることを認めている。

 ウクライナ東部で政府軍と親ロシア派との対立が続いているため、東部ドネツク(Donetsk)がホームのシャフタールは現在、普段のリーグ戦は首都キエフ(Kiev)で行っており、今回のチャンピオンズリーグはポーランドとの国境に近いリビウ(Lviv)で開催される。

 試合が行われるアレナ・リビウ(Arena Lviv)は、シャフタールの本来の本拠地ドンバス・アレナ(Donbass Arena)から1000キロメートルほど離れた場所にある。ドンバス・アレナは現在、人道支援団の拠点になっており、スタジアムの外壁は砲撃で傷ついている。

 バイエルンは14日の試合でハンブルガーSV(Hamburger SV)に8-0で大勝しているが、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督、そしてチームを彩るスター選手たちも、シャフタール戦はいつものアウェーゲームとはまったく異なるものになることを覚悟して旅立つことになる。

 ハンブルガー戦で2得点を決めたロッベンは、「もちろん状況は分かっているし、影響は僕ら全員にある。向うに行って、起きていることから目をそらすというわけにはいかない」と語った。

 バイエルンは16日の14時45分にミュンヘン(Munich)を発ち、18日の午前0時半にリビウを離れるという、わずか36時間未満の遠征を組んだ。これはウクライナ滞在の時間を最小限に抑えるためで、試合後に行われるパーティーの出席も今回は辞退している。

 グアルディオラ監督は「ウクライナの状況を気にしている」と明かし、カール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は停戦発効に「少しだけ安心した」と語っている。

 主催団体の欧州サッカー連盟(UEFA)は、心配する必要はないと強調しており、独スポーツ通信社SIDに対して、「参加者全員の安全を保証する」とコメントした。